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ホンダの名作バイク「スーパーカブ50」が生産終了になるそうです。
スーパーカブといえば2017年にシリーズ世界生産累計1億台を突破し、現在も記録更新を続けている人気のバイク。
なぜスーパーカブ50が生産終了になるのかという理由と、それに関連する法改正、普通免許で125ccのバイクを乗れるようになるのがいつなのかを探ってみました。
生産1億台以上!世界一売れてる「スーパーカブ」ってどんなバイク?
1958年(昭和33年)に誕生したスーパーカブは、シンプルで頑丈なつくりとリッター105km(現行型)という超低燃費が特徴の原付バイクです。
郵便局や新聞配達、定食屋の出前バイクなどとしてもおなじみなので、一回も見たことが無いという人はいないと思います。
荷台の大きさや座り心地のよさ、取り回しの良いサイズ感などが人気の理由で、社外パーツも豊富なため様々なカスタマイズが楽しめます。
現在のラインナップは排気量50ccと110ccの2種類。
昭和っぽい出前バイクのイメージも強いのですが、アウトドア仕様のクロスカブやくまモンとのコラボレーションなど、その時代に合わせて進化することでファン層は若者にも拡大。
映画「天気の子」にも登場した際、限定カラー『スーパーカブ50・天気の子 ver.』が発売されています。
スーパーカブ50が生産終了するのはなぜ?
今回ホンダは、スーパーカブに限らず「50cc以下の原付を生産終了」と発表しています。
2022年11月に原付一種も新排ガス規制の対象となっていたのですが、3年間の猶予期間与えられていました。
猶予期間が終わり、2025年11月からはいよいよ現行品の販売ができなくなります。
なぜ50ccの原付を新基準に適応させないのかというと、排気量の小さいエンジンで新排ガス規制をクリアするのは構造的に難しいからなのだそうです。
「新排ガス規制の施行=50ccのバイクが無くなる」ということへの対策として、排気量125cc以下のバイクを普通免許(普通乗用車の免許)で運転できるよう法改正されることになりました。
50ccの生産を終了し125cc以下の生産を増強することで、新基準に適合したエンジンのコストダウンを図れる可能性もあります。
普通免許で125ccのバイクに乗れるのはいつから?
普通免許で125ccの原付に乗れるようになる時期はまだ決まっていません。
法改正は2025年11月前後?
2025年11月以降に排ガス規制が施行されることを考えると、その前後に法改正されるのではないかと言われています。
125ccといっても専用の低出力モデル「新基準原付」しか乗れない
そして、注意しなければならないことがあります。
普通免許では、従来の125ccバイク(原付二種)に乗ることができない
ということです。
実は、普通免許で乗れるのは125ccの中でも「新基準原付」と呼ばれる低出力モデルだけなのです。
新基準原付は二人乗り禁止!法定速度30km/h!
- 排気量125cc以下で最高出力4kW以下
- 法定速度30km/h
- 二人乗り禁止
- 標識のあるところでは二段階右折
そうです。いままでの50cc原付と違うのは排気量だけなんです。
従来の原付二種(125cc以下の二輪車)については、引き続き「普通二輪免許」が必要になります。
法定速度30キロだし二人乗りもできないなんて聞いてないよ!
期待してたのになんだよ~!
という感じですよね。
おそらく外観がほぼ同じになるであろう「原付二種」と低出力モデル「新基準原付」。
ナンバープレートの色で見た目を区別する予定のようですが、その程度だとぱっと見ではわからない気がしますね。