パリオリンピックで採用された新種目「ブレイキン」は前評判通り世界中で賛否両論だったようですが、特に注目を集めたのはオーストラリア代表のレイチェル・ガン(B-GIRL:レイガン)選手。
日本ではクロネコヤマトの制服にそっくりという衣装が話題になり好意的に受け入れられていましたが、海外ではそのダンスにたくさんの批判的な意見が出ていたようです。
【動画】オーストラリア代表Raygun(レイガン)選手のブレイキン

クロネコヤマトの制服に似ているので勝手ににゃんこポーズだと思っていましたが、どうやらカンガルーのポーズだったもよう。
独創的でとても味のあるダンスですよね。
このダンスについてSNSには「酔っぱらいみたい」「見ていて恥ずかしい」など、たくさんのネガティブなコメントが書き込まれていました。
ちなみに2032年のオリンピックはオーストラリアのブリスベンでおこなわれます。
ブレイキンが採用されるかどうかはまだまったくわかりませんが、レイガン選手在住のオーストラリア開催ということもあり、もう一度レイガン選手に出てほしい気もします。
今度は本物のクロネコヤマトの制服で 笑
レイチェル・ガン(B-GIRL:レイガン)ってどんな人?
B-GIRL Raygun(レイガン)の本名はRachael Gunn(レイチェル・ガン)。
オーストラリア ニューサウスウェールズ州ホーンズビー生まれの36歳。幼少の頃から社交ダンス・タップ・ジャズなどに親しんできたそうです。
2008年に結婚した夫はサミュエル・フリーさんというブレイクダンサー。
レイガン選手は2010年に20代なかばでブレイキンを始め、一時中断をはさんで2018年に復帰。
2022年以降はオーストラリア代表として毎年世界選手権に出場しているようです。
文化研究の博士号を取得していて、「ブレイキンの文化政治」を研究する学者でもあるそうです。
オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相はオリンピックでのレイガン選手を称賛
今回ブレイキンに出場したレイガン選手のダンスについて世界からたくさんの批判が出ていましたが、オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相はレイガン選手について下記のように語っています。
レイガンの演技は素晴らしかった。彼女に大きな拍手を送りたい。
オーストラリアの伝統である”挑戦する”ということ。彼女はオーストラリアを代表する選手だ。
金メダルであれ、ベストを尽くしただけであれ、私たちが求めたのはそれだけです。本当に重要なのは参加することなのです。
Leaders dance to aid of under-fire Olympian ‘Raygun’ – Daily Liberal
レイガン選手は3戦の合計スコア54-0ですべて敗れ、若い対戦相手のトリックやスピンに運動面で太刀打ちできなかったことを大会後に認めています。
そして「私がやりたかったのは、ここに来て何か新しいこと、他の人と違うこと、クリエイティブなことをすること。」と語っていたそうです。
