中国で世界最大の自動車輸送船が完成しました。
船の名前はGlovis Leader(グロビス・リーダー)。
船の大きさは全長230m・幅40m・高さ48mで、一度に10,800台の自動車を積載することができるそうです。
グロビス・リーダーは大型化と環境性能を両立した次世代の自動車運搬船
グロビス・リーダーは、中国船舶集団(CSSC)傘下の上海船舶設計研究院によって設計された大型自動車運搬船です。
船の大きさは全長230メートル、幅40メートルで、内部には14層の車両デッキがあります。
このデッキには、一般的な乗用車だけでなく、電気自動車、水素燃料車、大型トラックなど、さまざまな車両を柔軟に積み込むことができます。
また、グロビス・リーダーは環境性能にも力を入れた船です。
LNGを使える二元燃料推進システムを搭載しており、国際海事機関(IMO)の厳しい排出ガス基準であるTier IIIに対応しています。
さらに、航行中に電力を生み出せる1,450キロワットの永久磁石式軸発電機も搭載されています。
この発電機はCSSCの研究機関が開発したもので、航行時のエネルギー消費を大きく減らす役割を持っています。
そのほかにも、船体形状の最適化、排熱回収システム、高電圧の陸上電源システムなどを採用し、燃費やエネルギー効率を高めています。
加えて、インテリジェント船舶管理システムにより、航行、機械、貨物の状態を監視できます。
これにより、安全性を高めながら、効率的な運航ができるようになっています。
グロビス・リーダーは、単に多くの車を運べるだけでなく、環境性能と安全性を備えた次世代の自動車運搬船といえます。
持ち主は韓国・現代自動車グループ
グロビス・リーダーはHMMが所有し、Hyundai Glovisが運航する自動車運搬船です。
Hyundai Glovisは現代(ヒョンデ/ヒュンダイ)自動車グループ系の物流会社で、完成車輸送を世界規模で行っています。
そのため、Hyundai(ヒョンデ)やKia(キア)など韓国メーカーの完成車輸送に使われる可能性は高いと考えられます。
もちろんHyundai Glovisは他社向けの物流サービスも行っているため、HyundaiやKiaだけを運ぶ船とは限りません。
グロビス・リーダーは、乗用車・電気自動車・水素燃料車・大型トラックなどを運べる大型PCTCとして、さまざまなメーカーの車両輸送に使われる可能性があると思います。






