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熊本県益城町の路上で「犬6匹が徘徊している」と警察に通報があり、近くにいたブリーダーの男に注意したところ、パトカーを殴ったため公務執行妨害容疑で55歳の男を現行犯逮捕したそうです。
“闘犬”ピットブルなど複数の犬逃走…捜索続く 自称ブリーダーの男逮捕 熊本・益城町
放し飼いの犬というだけでちょっとイヤなのに、闘犬ピットブルは恐すぎますよね。
今回はパトカーを殴ったという理由によって「公務執行妨害」で逮捕されていますが、猛犬を放し飼いにした飼い主は通常どんな罪になる可能性があるのでしょうか?
目次
”闘犬”ピットブルってどんな犬?
ピットブルの正式名称は「アメリカン・ピット・ブル・テリア」。
ブルドッグとテリアの血筋を引く犬種で、もともとは闘犬として品種改良された犬です。
噛む力が強く攻撃力が高いので、世界的には人に対しての事故が多い犬種のひとつと言われています。
意外に穏やかな気性の個体も多くむやみに人を襲うことはありませんが、一旦興奮してしまうと手に負えないほど攻撃的になることがあるようです。
危険な犬を放した飼い主はどんな罪になるの?
正当な理由が無く危険な犬を放した場合、軽犯罪法違反となる可能性があります。
軽犯罪法違反の場合、勾留または科料(1,000円~9,999円の徴収)の刑罰に処されます。
放した犬が誰かに怪我をさせてしまった場合、刑法によって過失傷害罪となることがあるようです。
過失傷害罪の刑罰は30万円以下の罰金、または科料(1,000円~9,999円の徴収)です。
また、怪我をさせたことで民事裁判になった場合は多額の損害賠償金を支払うことになる可能性があります。
飼い犬による噛みつき事故の損害賠償については、過去に数千万円の支払いを命じる判決が出たことがあるようです。
人を噛む可能性のある犬を飼う人は保険に加入する必要があるかもしれませんね。