2024年5月に秋田県鹿角市で起きたクマ被害事件。
秋田県鹿角市の山中には「赤毛で大型の個体が存在する」と言われており、ツキノワグマとヒグマのハイブリッドだと地元で噂されているようです。
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実は、1980年代の漫画「銀河 – 流れ星 銀」に出てきたラスボス『赤カブト』がまさにそのハイブリッドだったのです。
ツキノワグマは体長120~180cm、ヒグマは体長200~280cm

ツキノワグマ
日本では本州と四国に生息しています。
体長は1.2~1.8m。
全身は黒毛で首の付近に大きな三日月型の白い模様があることから「ツキノワグマ」と呼ばれています。
雑食性で、果実や木の実・小さな動物や昆虫などを食べています。
ヒグマ
ユーラシア大陸と北アメリカに幅広く分布、比較的寒冷な土地を好みます。
日本では北海道にのみエゾヒグマが生息。
体長は2.0~2.8m。
食性はツキノワグマと同じように雑食ですが、より肉食を好む傾向があります。
ヒグマが本州にいたのはなぜ?

2012年に閉園していますが、秋田県鹿角市には「秋田八幡平クマ牧場」という熊の動物園が存在していました。
ヒグマ・ツキノワグマ・コディアックヒグマが飼育されており、2012年に脱走したヒグマによる人的被害が発生しています。
脱走したヒグマたちはすべて駆除されたといわれていました。
ところが、
「飼育されていたヒグマのうち、数頭は行方知れずってのはあまり知られてない話だよ。」
と語る地元の人。
実際には、何頭飼育されていて何頭が逃げ出したのか定かではないそうです。
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赤カブトの体長は10mオーバー
赤カブトは、背中の毛が赤く、右目が無いのが特徴の巨大なクマ。
ツキノワグマとヒグマの両方の特徴を併せ持つ事から、混血のハイブリッドだと考えられるそうです。
性格は残虐でずる賢く、次々と人間を襲う「殺人熊」として恐れられていました。
ベテランマタギの五兵衛に右頭部を撃たれて右目を失った際、脳に損傷を受けたことで突然変異を起こしたのがこの怪物を生み出した原因でした。
冬眠もしなくなり異常に巨大化した結果、最終決戦時は体長は10メートル以上に達していたそうです。
秋田の人喰い熊まとめ
基本的に生息域が重ならないため、ツキノワグマとヒグマのハイブリッドが確認された例はありません。
秋田の人喰い熊も実際に捕獲されていないため、本当にハイブリッドなのか判明していないのです。
しかし、報道されていなかったとしても「地元の人たちだけが知っている事実」というのはよくある話です。
実際に普通のツキノワグマとは違う「赤毛で体の大きな熊」を目撃した人が複数いるのですから、そういった個体は実在しているのでしょう。
それにしても40年前に赤毛の凶暴なクマを描いた「銀河 – 流れ星 銀」の作者・高橋よしひろさんの予知能力に驚かされますよね。